最果タヒ「夜空はいつでも最高密度の青色だ」 ―― 詩の展示
荻窪にあるTitleでは、5月23日(月)まで、最果タヒ「夜空はいつでも最高密度の青色だ」発刊を記念し、詩の展示を開催中だ。
ブックデザインを担当した佐々木俊との合作により、この展示が実現。〈青焼き〉を用いて表現される詩は見どころのひとつだ。
残り少ない会期に注意の上、ぜひ訪れてみては。
(以下転載)
最果タヒさん待望の新詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』刊行を記念し、Title 2階ギャラリーにて、〈最果タヒ「夜空はいつでも最高密度の青色だ」 ―― 詩の展示〉を開催します。
最果さんは、話題となった詩集前作『死んでしまう系のぼくらに』刊行後、小説も立て続けに発表、雑誌のみならずSNSやインターネットを舞台に、多彩な表現を繰り広げています。本展では、新詩集に収録された最果タヒさんの詩=言葉と、ブックデザインを担当した佐々木俊さんによるグラフィックデザインによる合作が、他では経験できない〈言葉の体験〉へといざないます。
作品は、すべて〈青焼き〉によるものです。建築の設計図面や印刷の製版工程に使われてきた〈青焼き〉は、デジタル化により、世のなかから姿を消そうとしています。専門紙が製造中止となり、もはや貴重な素材となった〈青焼き〉を用いて表現される〈最高密度の青色〉は、本展の見どころの一つです。
詩:最果タヒ(詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』より)
展示デザイン:佐々木俊
新詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』はリトルモアより4月22日全国発売。定価1200円+税。
本展にあわせて、Titleでは、詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『死んでしまう系のぼくらに』のサイン本をご用意いたします。また『夜空はいつでも最高密度の青色だ』お買い上げの方には、購入特典として〈詩のカード〉をお付けします(サイン本、購入特典とも数に限りがございます。お早めにお買い求めください)。
最果タヒ
1986年、神戸市生まれ。2006年現代詩手帖賞を受賞。2007年詩集『グッドモーニング』刊行、同作で中原中也賞受賞。2012年詩集『空が分裂する』、2014年詩集『死んでしまう系のぼくらに』刊行、後者で現代詩花椿賞受賞。小説家としても活躍、2015年『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』『星か獣になる季節』、2016年『渦森今日子は宇宙に期待しない。』、共著に『かけがえのないマグマ 大森靖子激白』。
公式サイト http://tahi.jp/
佐々木俊
グラフィックデザイナー
1985年仙台生まれ。多摩美術大学卒業。グリッツデザインを経て、現在フリーランス。
作品サイト http://sasakishun.tumblr.com/
直接現地へ
・開催日程:2016年4月28日(木)~2016年5月23日(月)
11:00 - 21:00
定休日:毎週水曜・第三火曜
※イベント開催日(5月9日)は18:00で終了
・会場:Title 2階ギャラリー
〒167-0034
東京都杉並区桃井1-5-2
・電話:03‐6884‐2894
※ご不明点は開催元にお問い合わせください。
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